「ノボリさんとクダリさんって双子なんですよね?」

「うん、そうだよ。」

「なんか、テレパシー能力的なものはないんですか?」

「あはは、トウコ。いくらボクらでもそれは…(ピキンッ)」

「…どうしました?」

「今、ノボリがなにか…はっ、もしかして…。ノボリいいっ!」

「ちょ、ちょっとクダリさん!?どこいくんですかああ!?」


「あいてて…。転んでしまいました。まさか雨水が入り込んでるとは、盲点でしたね。」

「ノボリーっ!!無事!?」

「おやクダリ。…何故、わかったのですか?」

「いや、なんか、感じた。」

「…はぁ?」


「…双子ってすごい。」

「姉ちゃん、忘れてるかもしれないけどオレ達も双子。」