同じ顔、同じ体。
見た目は全く一緒なのに、何で私とクダリはこんなにも違うのでしょうか。
それはきっと、私が全て負を引き受けて生まれたから。
言ってしまえばクダリは太陽の様なもので、私は月なのです。
クダリは昔から変わらぬ笑顔で、周囲を癒してきました。
それに引き換え私はこの仏頂面。母親からも「クダリを見習いなさい」とよく言われたものです。
そんな私にもクダリは笑ってくれる。
分け隔てなく皆に明るい光を振り撒いてくれる、太陽なのです。
そんなクダリを、密やかな光でしか照らすことの出来ない私はまるで月のよう。
でも、クダリは
「そんなことない。ノボリだって太陽。ノボリはボクだけの太陽だよ。」
と、私に言いました。
その言葉が何より嬉しくて、私は久しぶりに笑い、そして、泣いてしまいました。
(白黒の太陽二つ)(黒い太陽、輝いた)
よくわからない文章になった。