バカみたいだ。
好きになったのが自分の弟だった、なんて。

バカみたいだ。
しかもその弟が自分とそっくりな双子だった、なんて。

本当に、本当に

「……私は何てバカなんでしょう。」

ハァ、と小さく溜め息をつくと帽子を深く被り直した。


(どうか、どうかこの気持ちだけは)(アナタに気付かれませんように)











どっちかというとクダ←ノボ