草木もポケモンたちも寝静まった頃に、そいつは現れた。

「迎えに来ました。」

緑のマントをはためかせ、同じく翡翠のような色をした瞳を妖しげに細める。

「…ピーター・パン気取りか?その格好は。」

「やだなぁ、ボクは空なんて飛べませんよ。さしずめ…」

す、と手を差し出す

「貴方をさらいに来た王子様…ってとこかな。ボクのシンデレラ。」

「12時は過ぎているぞ?」

「だからですよ。…魔法にかかったキレイな貴方に興味はない。魔法がとけた、そのままの貴方をさらいに来たんです。」

バカなことをいう目の前の男に、私はハッと笑った。

「…幸せには、なれないぞ。」

「構わない。貴方と一緒に生きたいんです。」

「そうか。」

私は手をとり、言った。

「…遠くに。叱られるくらい遠くに連れていってもらおう。」

「イエス、マイプリンセス。」

そういうと私達は、窓から飛んだ。



(ずっと恋しくて、シンデレラ)(二人一緒なら何処までも)












訳:駆け落ちエンド(嘘です

ロミシン聞いてたらこうなってた。
アニメーティが…書きたかったんだが…あるぇー…。