▼Undertale:元人間のモンスター
07/03(23:17)





Bee(ビー)

 Snowdin Forestに住むお茶好きの少女。よくSansと一緒にいる。

*外見
 紫色の肌に黄色の目を持ち、長い黒髪で片目を覆っている。口元には牙があり、頭にコウモリの羽のようなものがついているのが特徴。女性らしい体型で、ウェイトレスのような裾の長いワンピースを纏っている。
 人型のモンスターのように見えるが、彼女の体はおがくずの詰まった人形であり、継ぎ目には蜘蛛の糸が使われている。そのため寒さを感じないのか、気温の低いSnowdinにおいてもノースリーブである。

*人物
 戦いを嫌う性格で、彼女とバトルになっても一切攻撃をしてこない。またお茶やおもてなしをするのが大好きなため、いつもティーポットを携えている。口癖は「お茶でも淹れましょうか」。
 一見落ち着いた女性に見えるが、乱暴なモンスターに怯えて泣いたりオーバーに喜びを表現したり、どこででも寝こけたりと子供っぽいところが目立つ。Sansといるとひと際子供のようになり、実はとても怖がりである。彼女は客人をお茶とお菓子でもてなすのが大好きで、話をすると喜んでくれる。
 人を叱ったりするのには向いておらず、特にSansやPapyrusに対してとても甘い。また押しに弱いので、強引な相手にはたじたじになり丸め込まれてしまうことが多々ある。人間に対して特別な感情があるのか、主人公をとても心配している。

*能力・知識
 Beeはソウルをおがくず人形に入れて作られたモンスターである。状態としてはゴーストが完全に取り憑いた無機物に近い。潜在的な戦闘力は低くないはずだが、性格上の問題か魔力を他人への攻撃に使うことはなく、専ら防御か回復のために使用する。
 魔力を込めて淹れた彼女のお茶には回復作用があり、一口ごとにHPを回復できる。

 BeeはSAVEというものを本能的に知っているが、正確にいつどこで使われたかすべてを把握できるわけではない。"Yet I kind of think I've."-ただ、たぶん、見たことがあるかな-というセリフから、自身が経験したことのある光景を覚えているらしい。


*Lost determination(決意なきソウル)

 彼女はかつて存在したはずの6th Human(6人目の人間)である。Friskと同じようにエボット山から地下世界に落ち、決意をもって何度もSAVEを繰り返した。そのうち逃亡と戦いに疲れ、いずれSAVEすることを止めて元の地点で死んでしまった。そのため彼女のことを覚えているのはTorielのみである。
 彼女の死体はRuinsのクモ達に拾われ、蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされて彼らを寒さから守る「シェルター」になった。そしてどういうわけか彼女と蜘蛛はRuins、Snowdinを超えてWaterfellへと何者かによって移動させられた。"I feel like someone called me.-誰かに呼ばれた気がした-"と言ってその地へ訪れたSansが彼女を見つける。

 Sansはこの子供の死体をどうすべきか考えあぐねていたが、Hotlandに立ち寄った際にMuffetに出会い、蜘蛛を助けてくれたお礼に彼女を綺麗にしてあげたいという提案を受ける。Muffetは蜘蛛の糸で彼女の体を紡ぎ、そして死体を「開いた」ときにソウルが生きていることを見つける。死んでなおそこに残るソウルの力から、子供が人間だったことをSansは悟る。

 新たな体を得た彼女は自身のことをおぼろげにしか覚えておらず、泣き虫なところから「Bee」と名付けられた。Beeは自分が人間だったことを覚えているが、それを言えばモンスターに疎まれることを承知しているためにそれを公言することはない。
 そして「決意」を一度手放したせいでSAVEの能力も失っている。Alphysは彼女のことを「人間のゴースト」と形容し、また彼女のソウルのことを"Lost determination-決意なきソウル-"と呼ぶべきものだとSansに告げた。





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