▼冠を持つ神の手:ハイラ愛情
05/10(13:23)

ハイラ

▼衛士になった理由
 19歳。衛士。貴族の子爵の家柄に生まれ、6人兄弟の四男。上は男2人女1人で下は女2人で全員成人。元々権力争いにそこまで積極的でない日和見の家であり、ちょうどハイラの上の兄までは寵愛者の配偶にと時期をみて性別を選択させられていたが、ハイラは四男ということもあって自分の意思で男を選んだ。理由はどこぞの貴族に手篭めにされるのが嫌だったからで、成人後すぐ衛士を志望してとっとと家を出た。
 子爵の爵位を四男のハイラに与えられることはまずあり得ないが、上の兄弟は特に優秀ではないため「やろうと思えば横取りできる」と思っている。
 嗜みとして剣術を好んでいたが、衛士という職に執着があるわけではないので時期をみて辞めるつもり。もちろん誰かに仕えることも望んでいない。

▼性格
 基本的に馴れ馴れしく失礼で上から目線。非常によく口が回り、正直で歯に衣着せぬ物言いをする。一方、自分よりも明らかに格上だったり威厳のある人物には(上辺だけでも)恭しく頭を下げるような世渡り上手なところも。権力というものを好いていない節がある。
 誰に対してもはっきり物を言うため敵も多いが、立ち回りが上手いのか本気で目の敵にされるようなことはしない。一度懐に入れた相手には面倒見が良い一面もあり、本気で心配したりもする。からかいがいのある人間にちょっかいをかけるのが好き。

▼教養と剣術
 貴族出身であるので学術、弁論術、詩作、楽奏(リュートやハープなど)、神学など一通りの教養はある。何にせよ苦もなく器用にこなせてしまうタイプ。信仰に熱心とはいえないが、実はアネキウスの存在を信じている。
 一番得意だったのは弁論術で、剣術はそこそこ。技巧派なためフェイントを巧みに使って自分より力の強い相手から見事一本を取る。剣の切り返しが非常に早い。余裕綽々に見えてわりと負けず嫌いだが、初戦はお遊び剣術だと思っている。

▼容姿と人気
 スラリと背の高く、手足が長い。黒目が小さく冷たい印象を受ける整った顔立ちだが、軽薄な笑みと雰囲気のおかげで近寄りがたさはない。稲穂のような金髪を後ろで纏めていて、瞳は明るいブルー。
 身嗜みにも気を遣っているため、衣装係をはじめ城の若い女性には人気がある。しかし城のなかで女性と関係を持つことはそれほど多くなく、娼館へよく通っている。気に入った相手には贈り物や賛辞も臆面もなく贈る反面、本気になればなるほどスマートに対応できなくなる。

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -