▼ダイの大冒険
01/06(11:41)

★ガロ（カギ爪）

　盗賊団「ガロ」に所属する少女。１６歳。
　毒を塗ったカギ爪を武器とし、変幻自在の動きとスピードで敵を翻弄し、時には姑息な手も使ってでも「目的を達成する」主義を持つ。盗賊団では一番下っ端で「カギ爪」と呼ばれていたが、盗賊団壊滅と同時に頭領から「ガロ」の名を貰った。
　盗賊団の頭領に拾われ、盗賊一筋で生きてきたため盗みや強盗、人を騙すことも躊躇いがない。しかし盗賊としての「誇り」として「命はとらない」ことを信条としている。逆にいえば殺さなければどんな残虐な行為もでき、それ故にダイ達と意見の対立することも多々ある。また力そのもののに聖も魔もなく使う者がそれを決めるのだという考えすら持ち、正義を掲げる勇者ダイ一向とは思想の面で一線を画している。
　生まれてすぐ捨てられていたため出生が不明だったが（風貌からして魔族の血が入っているのではという推測はあった）、後に大魔王バーンとの戦いの中でドラゴラムに似た作用で変身する種であることが判明する。半ば無意識に巨大なドラゴンの姿に変身したため、長い間戻ることができなくなってしまった。
　ダイ達を逃がしたあと裏切り者として魔王軍に捕らえられるが、ミナカトール決行の地で拘束を外し逃亡する。その先でダイの元へと参上するためバーンパレスに向かうラーハルトと合流し、魔力切れによって元の姿に戻った。

★技能

　特技は敵のアイテムの奪取、ダンジョンのマッピングや罠の解除。「忍び足」と「死んだふり」は天下一品。また相手の能力を見抜いてコピーする「マネマネ」も得意であり、ミストバーンやヒュンケルの使った闇の闘気の術もモドキとはいえ一時操っており、非常に器用に魔力や闘気を変化させることができる。魔法は主に補助呪文を得意とする。

★変身能力

　ドラゴラムに近い作用で魔力を使いドラゴンの姿に変身することができる。黒い巨大な竜であり、攻撃力は元の姿の比較にならないほど強い。単純な爪による攻撃もさることながら、口から吐き出す激しい炎はベギラゴンにも匹敵する。はじめはドラゴンの姿に変身すると理性を失ってただのモンスターと化していたが、のちに自身で操れるようになった。ただし魔力を大量消費するため、通常は長時間使用はしない。


★盗賊団「ガロ」

　頭領のガロは魔族と人間の混血児。全員で２０人ほどの団であるが、混血、戦争孤児など、種族に関わらず「はみ出し者」ばかりを集めて構成されている闘いのエキスパートばかりが集っている。
　一度は魔王軍と「契約」を交わして軍門に下るが、人間を皆殺しにするなどの命令を頭領が拒否したことにより、死神キルバーンによってガロを除いた全てのメンバーが殺されている。

★馬車とドラゴン

　盗賊団時代と同じように馬車で移動生活をしているが、引いているのはオレンジと茶のキースドラゴン「ケリー」。子供竜だったころ体色の違いではぐれドラゴンになっていたところをガロが拾った。呪文への耐性が強く、「凍える吹雪」を吐く強力なドラゴンに育つ。メス。






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