あとがき

まずは、ここまでお付き合いくださった方、どうもありがとうございました。

このお話の着想については、以前(12/17付の)memoでつらつらと書いておりましたので、今回はお話に沿う解説のような形であとがきを書いてみようと思います。割と蛇足な裏話もついてますので、お時間のある方はよければお付き合いください。


まず、一番最初の“9月の雨”。
夢主の初恋の人は弥彦、綺麗な女の人は小南をイメージして書きました。
今回は幼少期(過去)〜大学(現在)と長い流れのお話にすると決めていたので、導入のこの話は少し細切れで分かりづらかったかな、とも反省してます。

次が“10月の台風”。
本格的にトビが登場。後輩キャラじゃない同い年系トビがどう書いたものやらしっくりこなくて大変でした。
本当は二人の距離が縮まるのをもっとじっくり書きたかったのですが、長くなりすぎるので端折った結果物足りなくなった気もします。
他にも、学生生活についても最初はもっと細かく描写していたのですが、長さの都合やら、読者さんの没入感やらを考え、バシっとカットしました。

続いて“11月の雪”。
二人をくっつけるためにはやっぱりカカシ先生がキーマンです。というわけでこちらもまた当初はもっと色々書いていたのですがやはりカット。
この辺で夢主とカカシが近づいてオビトはそれに嫉妬するという流れをつくりたかったのですが、なかなかうまくいきませんでした。
それでも相合傘やらやりたかったことができた部分は満足です。
多少オビト側の視点があった方が都合がいいかな、と思って最後に挿入してみました。

最後が“12月の月”。
最後の最後までヤるかヤるまいか迷いました、結果ああなりました。ご想像にお任せします。
というかトビ→オビトの豹変についてももっとじっくりやりたくて、掛け合いの会話まで用意していたんですけど、やっぱり尺の都合でボツりました。
この最後の話を書きたいがためにずっと書いてきたので、話の全体タイトルとしてもこちらの話を採用しました。
色々考えていた設定を巻き巻きで回収しようとふんばってみたものの、割と不完全燃焼に…。
その上話の途中までは考えていたものの、最後の最後をどうするか全く決めずに書きはじめたので、二人が勝手に物語をうまく幕引きしてくれて助かりました。


全体的には、幼少期と現在とで言葉づかいや小物を対応させてみたりしました。気付いていただければ幸いです。

さて、そういうわけで実は語られていない裏設定が山盛りあったのですが、それは機会があればmemoなどで語りたいと思います。

でもって最後の最後に、どうにか不完全燃焼な設定を回収しようと、もう一話後日談を用意してみましたので、よろしければご覧下さい。

それでは、ここまでご覧いただき、ありがとうございました。


2014/12/23


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