「ちょ、ちょっ!これっ、一体なんのつもり!?」
「なんのつもり!?って言われてもォ…」
「見ての通りとしか」
「言えんがな」
「いやいやいや!待って、まず、なんでアンタら三人一緒にいんの!?しかもなんでっ、私は取り囲まれてるの!?」
「もうっ、そんな細かいこといいじゃないですかー!それより、せっかく四人集まったんだし、イイことしません?ってことで、」
「ほら、暴れるな」
「縛るぞ」
「いやあー!やめっ、ほんと、やめてよヘンタイ!」
「どうせヘンタイですもーん」
「フッ、随時余裕だな…その口、塞いでやろうか」
「変態はどちらか、丁寧に教えてやらねばな」
「きゃああああ!!あ〜れ〜……――」
「――……っていう夢を見たの」
「新年早々煩悩丸出しだな、おい」
「なにそれ、オビトってばひどい!お詫びとして分身して夢の再現して」
「断る」
「ええーケチィ!ほんとに夢の共演!って感じでよかったなあ、トビとマダラとオビト」
「……」
「はああ…また一度に見たいなあ…可愛いトビと渋いマダラとかっこいいオビト…はあ…」
「……センパイ……」
「えっ、」
「そんなに言うなら、ほら、これでどうっスか?」
「え、や、えっ?」
「もうっ!そんな顔しちゃって、せっかくやってあげたのにもっと喜んでくださいよ!」
「いや、やだ、え、ちょ、ちょっとそれやめてほんとお願いやめてストップ」
「ええーなんでえ!?何が不満なんですか?可愛いトビと渋いマダラと、かっこいいオビトでしょ?」
「いやだからやめてそれ!ほんと!お願いやめて!」
「なんですか目ェ逸らしちゃってえ!そんなに直視できないくらいよかったんですか!?」
「いや本当勘弁してください、私が悪かった!だから!オビトの顔でマダラの声してトビの口調で喋るなんて!もう!やめてください!!!」
「……フン、我儘な小娘だ」
「……はあ、世の中……ままならないものね…」
END
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煩悩丸出しなのは紛れも無く私でした。
というか夢オチSSこの間もあげたばかり…本年も引き続きだらしないサイトですまない…。
2016/01/01