「ふん!ふんっ!」

「なんだ、帰って早々鍛錬か。精が出るな」

「…!まっ、まあね…っ」

「……フン……」

「……な、なによ……あんまり見られると、やりづらいんだけど……」

「いや…近頃よくメシを抜いていると聞いたが、本当か?」

「……そっ、そうよ…それが…なにかっ!?」

「…やっぱり自覚はあったんだな」

「は?」

「倒れられても困るからな。ほどほどにしておけよ、ダイエットは」

「! ……うっ……やめてよ、そんな目で、見ないでよ!」

「……」

「オビトが言ったんでしょ!『これ以上怠けてたら豚になるぞ』って!あの言葉で私がっ、どれだけショックを受けたことか…!」

「…だがオレが言わなければ、もっと酷いことになっていたのだろう?」

「なによ!そうやってまた、私を罵る気!?……そうよ……どうせ私なんか、肥えたブタよ……『醜いな』とでも『畜生が』とでも、好きなように言えばいいんだわ!」

「いや……そこまでは、言っていないが……」

「でもって『雌豚が』とか詰りながら、あんな手やこんな手で私を責める気なんでしょ!?春画みたいに!イチャパラみたいに!!」

「お前は正月から如何わしい本の読み過ぎだ」


END

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なんだか尻切れトンボですまない…。
ダイエット頑張るためにもぜひ「雌豚が」なんて罵ってほしいですね。
原作での本物マダラ様の「畜生共」シーンではかなりときめきました。

2016/01/17

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