あとがき

ここまでお付き合いくださったみなさん、どうもありがとうございました。

私は元々原作のトビVS小南のシーンが大好きでして、そのシーンを読んでいてふと、「このトビの左眼になりたい!」と思ったのが、この話を書く最初のきっかけでした。

「女は男の最後の女になりたがる」なんていう言葉がありますが、その通り、トビ/オビトが使った(自前以外で)最後の写輪眼になれて、あまつさえあんな重要なシーンで彼の命を守るなんて大役を果たせるなら、もうこれ以上のことはないよなあと思ったのでした。

しかし、そこで考えていて気づいたのですが、話の中でも書いた通り、これってまんまオビトとカカシの関係に繋がるものなんですよね。これは最初から狙ってやったことではなかったので驚きました。原作の素晴らしさを再確認した気持ちです。

あとは前にどこかで書いたように私はトビの写輪眼コレクションに思うところがあるので、そこをピックアップしてちょっとグロテスクな要素を。加えて以前、オビトの名前の由来に関して、「眼窩=Orbit=オビト」という説を見かけまして、「orbit」には他にも「軌道」や「行路」といった意味がありますので、そこにひっかけて、ほぼ雰囲気だけですが「アストロノミー」の天文学的要素を絡めてみました。

相変わらず個人的な趣味に走りまくった話になりましたが、少しでもお楽しみいただけたなら嬉しいです。
それではお読みいただきありがとうございました。


(2015/10/10)


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