死が訪れました



たまたまひかれたのがチームメイトで

そいつには運悪く死が訪れた

連絡をもらったのが偶然俺だった、


そう

それだけだ





「峨王くん、電話だよ?」

如月が弱々しい足取りで俺に自分の携帯を向けた

こいつの携帯だろ、何故俺にくるんだ




そういえば俺の携帯は電池が切れていたな、などと思いながら電話にでた


「あ、王城の桜庭といいます…あの…峨王くんだよね?」

「ああ、なんの用だ」

「君のチームメイトのマルコくんが事故にあって…もうダメらしい…」



最初は手の込んだ悪戯とも思った

しかし

携帯越に遠くから聞こえる女の声は間違いなくマルコの女の声だった


「…どこの病院だ」


聞き出してすぐにマネージャーに伝え

俺は急いで病院に向かった


後ろで引き止める声がしたが


知ったこっちゃねぇ




(俺の彼女の雪、可愛いだろ!!)(嬉しそうに写真を見せるあいつが頭から離れない)


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