ファンタジックな私の存在



「………」

『………』

き、気まずい
ペンタグラムに見下ろされるの、めっちゃ気まずい

「理」

『は、はい!!』

「単刀直入に言おう、なぜ落ちてきた」

『えーとですねぇ…それが…目が覚めたら落ちてて…』

Mr.ドン、目が怖いです(笑ってるんだけど笑ってない)

てゆうかここ天国じゃないんだって!!

どうしよう、天国にしか見えないんだけど(トリップトリップ!!夢かもしんない!!)

「ふむ…これはニューヨーク市警に任せたほうがいいんじゃあないのか?クリフォード」

「ふん、FBIに問い合わせ済みだ すぐに正体がわかる」

「うわぁ…相変わらず凄い情報網だね…」

FBIから情報引き出せる高校生って…

RRRR!

「Hello?」

(びっくりした…電話か…)

電話にでたクリフォードの眉間にいつもより深い皺ができる

おい、その顔で私を見るな

なんか傷つく

「おい、お前さっき偽名使っただろ」

『は?』

偽名?

「お前がさっき俺に教えた名前、生年月日、住所全部存在しないんだと…さっさと本当のこと言え」

『いやいやそんな事言われても…本名だし…』

私は紛れもなく真碧理ですよ、クリフォードさん

「クリフォード、嘘を言ってる目ではない」

「ドン…」
クリフォードは私に目を向けるとダルそうにため息をついた

失礼だなちくしょう

「お前、なんなんだ?」

『こっちが知りたいです…』

「記憶喪失?」

パンサーが頭を撫でてきた
君は純粋でいい子だ!!

『いやぁ…記憶はあるんだけど…なんか…言っても信じてもらえなさそうだしぃ…』

しどろもどろにもなるわな、うん

だってペンタグラムは漫画のキャラで、うちはそのファンの一人でした、なんて

「なるほどな」

『え゛?』

「全部口に出てたゾ」

『!?』






(SFは嫌いじゃねぇ)(もうファンタジーの域ですが)

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