星を繋ぐ街へ
「お洋服のことなら私に任せて!」
にっこり笑うティッパーと
「こいつに任せると奇抜なのしか選ばねぇぞ、俺に任せろ」
ムスッとしてるクリフォード
さて、私はどっちに頼めばいいんでしょうか?
「…俺の知り合いにファッション誌の編集長が居る、彼女に任せたらどうだ?」
答え、ドンに頼む
「編集長ってもしかしてミランダ・プリーストリー?」
運転中のバッドが振り向く
こら、前向いて運転しろ
「あぁ、性格はアレだがセンスは素晴らしい」
「最近新しいエミリーが入ったらしいな」
『新しいエミリー?』
なんだそれ、エヴァか?
「ミランダの第2アシスタントは入れ代わりが激しくてな、ミランダが認めるまでは毎回エミリーって呼ばれるんだよ」
苦笑しながらバッドが答える
『入れ代わり激しいって…』
「ミランダ凄くわがまま、だから無能な人、すぐクビ」
ティッパーがガムを噛みながらこっちを向く
「Eat this?」
『あ、ありがとう』
差し出されたガムは真っ青だった
(後で食べよう…)
ポッケにしまっとこう…
「バッド、イライアス・クラーク社に行ってくれ」
「OK」
(NYの人はおしゃれだなぁ…)(そうか?普通だろ)
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