「みんな入学おめでとう、ようこそホグワーツ魔法魔術学校へ!!私はホグワーツ校長レンリ・キジョウだ。では各寮の先生を紹介するぞ」
そう今日はホグワーツ魔法魔術学校の入学式。
そしてなぜか私が初代校長になってしまった。リック達曰く自分たちは寮監で忙しいやらなにやら…最初は私の寮も作るといっていたがそれは私が丁重にお断りした。
私にはそんな大役は無理だと、そうしたら何故か校長になった…しまった校長の方が寮監より大役ではないか、はぁ…。でもなってしまったのは仕方がないな、決まったことはやりきらないとだし
さて、入学生のみんなはお腹が空いたみたいなのでさっさと紹介を終わらせるか
「さて、紹介しよう
勇気に満ち溢れる寮、グリフィンドール。ゴドリック・グリフィンドール!!」
紹介をすると大広間内に歓声と拍手の嵐
「ゴドリック・グリフィンドールだ、よろしくね〜」
おいちょっと待て、リックお前のウィンクのせいでぶっ倒れている女子生徒が大勢いるんだが…
バシッ
「ちょっとレンリ痛いっ」
「おお中々いい音がしたな、それと一々キャーキャー騒がれることをするなっ」
「え、何々?もしかして焼きもち?だったら嬉しいな〜」
しまりのない顔をするリック、そしてそれをジト目で見るウェナ達…
「コホン…さて次は
探究心・知性溢れる寮、レイブンクロー。ロウェナ・レイブンクロー」
「ふふ、皆さんしっかりと勉学に励みましょうね?」
またもや大広間内に歓声と拍手の嵐。まぁここまではいいが何故また倒れる男子生徒共…もう私はこの件には飽きた、次だ次
「温厚篤実・優しさに溢れる寮、ハッフルパフ。ヘルガ・ハッフルパフ!!」
「えへへ〜みんなよろしくね〜」
「よし次に、目的のためなら手段を選ばない滑稽さ、しかし裏を返せば何事もやり遂げる情熱溢れる寮、スリザリン。サラザール・スリザリン!!」
「私たちは厳しいぞ…」
大広間に溢れる…以下略
さてみんなの紹介も終わったことだし次に進むとするか
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「さて諸君、組み分けも終わりお腹も減ったことだろう。さぁ楽しい食事の時間だ!!」
どこぞの音楽家のような台詞を言い手を叩くと生徒たちの前の机の上には豪華な食事が。それを喜ぶ生徒たち、そしてその光景をほほえましく見守るレンリたち5人
やっと私たちの夢が叶った、いやまだ私たちの夢は始まったばかりなのかもな
きっと私たち5人なら良い学校が作れる。
魔法族だと疎まれていたことなんて忘れるくらいに楽しい学校生活を作ってあげたい
誰も私みたいに孤独にならないように…私がいなくなってもいい学校であるように
「リック…私はこの学校の校長になれて、リックにあえてとても嬉しいよ…」
「うん、俺もレンリと出会えて嬉しい。それに君に会えなかったらきっとこの学校は出来てない。レンリはずっと俺のそばで笑っていてよ、それだけで俺は頑張れるから!!」
「あぁ…私もずっとリックの傍に居たいよ…」
埋もれた希望に種蒔きを
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