(ゴドリックside)

ちょうど家の近くの森に行こうとしたとき、その森で魔女狩りが行われているという情報を聞いたので急いで森へと向かった。
言わずもがな俺は魔法使いだ。人は自分と違う、異様な力を使う者を忌み嫌う。それは分かっていた、理解していた・・・はずだ
だが同じ魔法族の人間が殺されると知って見ぬ振りなんて出来ないしそれに俺はこれでも魔法界では上位にいる。だから助けられる人は助けたい。
あ、そうそう自己紹介がまだだったな。
俺の名前はゴドリック・グリフィンドール。「西の荒野」の出身だ。
っと、こんなこと話しているうちに森に到着した
到着した途端に森から薫ってきたのは木々が燃える臭いと血の臭い、このことから全てが遅かったのだと分かる。しかしもしかしたら生き残りがいるかもしれないので森の中へと急いだ。そこで見たのは・・・

「あ゛ぁぁぁぁぁぁあ゛、なんでなんでなんでなんでなんで?私はバケモノなの」

一人の少女が手の平を真っ赤に染めて泣き叫んでいた。
なんとも痛々しい姿だった

「おいっ!!大丈夫か?」

俺が呼びかけると少女は焦点の合わない目でこちらを振り返った。その目は真っ赤に染まっていた中に魔法円の様なものが見えた…気がした。

「だぁれ?・・・だれでもいいの・・・お願いだから誰かレンの目を閉じてっ・・・」

「分かったから待ってろ!!」

その少女の言った通りに目を閉じてやると少女は意識を失った。
どうしてこうなったのかなんて色々聞きたいことはあったが今は無理そうなのでまずはこの少女を救うため家に帰ることにした。自分の不甲斐なさを悔やみながら

僕が君を背負ってあげる

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -