消えちまえ


「認めろ」
「んぜ…っ絶対やだ…」
「ふぅん、あっそ。でも俺はお前を認めない」
冷や汗が頬を伝う。
真っ白な世界。
何もない。
いるのは俺と、俺。
雷門の、俺。
「なぁ、認めろよ。逃げたんだろ、怖くて、逃げたんだろ?」
「違う!俺は…俺は…」
「大事な奴捨てて、お前は逃げたんだ。認めろ、認めろよ。」
怖い。嫌だ。違うんだ。逃げてない。
「俺はお前が嫌いだ。」
ダメだ。やめろ。その手。
「俺は、1人でいいんだ。2人もいらない。弱虫のお前が消えろ、消えちまえ!!!」
「ダメだ!やめろ!」





バッ
「…っ…夢…か……」ハァ


「………俺…未練たらたらだな…………倉間…」






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