バカップルでもいいじゃない (ページ1/5)
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任務後のデートは
私の唯一の楽しみである。
デートといっても
甘味処でお茶するだけなんだけどね。


「じゅな、お前何頼むんだ?」
「私?餡蜜にするー」
「じゃ、俺はみたらし団子で」


店の人に注文を済ませ、待っている間
カカシ班の三人が店に入ってきた。


「お!じゅなにシカマル!」
「デート?見せつけてくれちゃって、やーねぇー」
「デート…、男女が前もって時間や場所を打ち合わせて、会うこと…。」
「相変わらず仲が良いね、お二人さん♪」


四人に立て続けに好き勝手言われ
シカマルは少しいらっとしているようだった。

けど私は嬉しいなー♪
シカマルとラブラブなカップルに見られて。
仲悪いと思われるよりも
仲良いと思われる方がいいじゃない!


ナルトくん達は
私たちから少し離れた場所に腰掛けた。


「はぁ〜あいつら…」
「いいじゃない。気にしなくても。それよりホラ、きたよ!」


注文していた餡蜜とみたらし団子がテーブルの上に置かれた。
美味しそうな白玉の上に甘いあんこが乗っている。
シカマルが頼んだみたらし団子にも、いい焼き色が付いていた。


「シカマルの美味しそうだなー!一口貰ってもいい?私もあげるからさ」
「…別にいいけど……」


何故かシカマルは考える素振りを見せ
やがてはっと思いついた様に顔をあげた。

何か思いついたのかな…?


「口、開けろよ」



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