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でも今日は違った。
シカマルは私にしっかり用があるみたいだ。

いつもならシカマルはこんな風に私に質問してこないもの。

そう思って、私は目を開け、聞いてみた。
案の定、シカマルが私に用件を切り出してくる。

「任務、だってよ」

あぁ、任務か。

「俺とお前と先輩のスリーマンセルで明日出発の予定。砂の里で放火を繰り返してた奴らが我愛羅たちの追っ手を逃れて、今、木の葉の里へ向かってるんだと。それを捕まえてくれってさ」
「わかった」

私は内容を飲み込んで、また元のように目を閉じた。
そばではまだシカマルが座ったまま、立つ気配を見せない。

任務のことなら、もうわかったよ?

頭の中でそう問いかけた時、シカマルの気怠い声がした。

「なぁー」
「ん?」

私は眼を閉じたままで答える。

「お前、いっつもここで何してんの?」
「……」



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