任務に行こう! キバ編 (ページ2/14)
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ヒナちゃん's木霊に耳をすませて現実逃避と言っても可笑しくないくらい酔いしれていた私の頭に、思いもかけないヒラメキが突然舞い降りた。

「あッ!!!」

アイデア降臨。

私の叫び声にビックリして、ヒナちゃんのプチトマトが箸から転がる。

「ある! あるよ、ヒナちゃん! あるよぉぉお!!」
「な、な、…な、何が?」

必要以上にどもったヒナちゃんに、私は自信満々で答えた。

「ヒナちゃんに出きること! 今、閃いた!!」





足取りってこんなに軽いモンでしたっけ?
私、遊びに行く訳じゃないんスよ?
これから仕事ッスよ、仕事。
なのにー。
足取り、軽ッ。
今ならきっとF-15Cイーグル戦闘機も追い抜けちゃうんじゃないの?
マッハか?
マッハに挑戦か、オイ?!
それぐらいの軽快さだよ、コレ。

ウッキウキの心のままにスキップやら、昨日観たばっかりのDVD『Shall we 団地?』から憶え立てのダンスステップをおりまぜたりなんかして。
私は任務の集合場所へと向かった。





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