続きの仕方 (ページ10/11)
「……ん……」と名無子が色っぽい声を漏らした。
あぁ、ちょっと我慢できないな――。
俺は唇を放し、彼女をふっと抱き上げた。
「カカシ……?」
「ごめん、もう無理」
俺は名無子の体を近くの作業台に乗せ、押し倒した。
「このまま最後まで……ね」
俺が名無子の緩く癖のついた柔らかな髪を撫で、その耳元で囁くと、
「わかった」
名無子が優しい声で答えて、その華奢な腕を俺の首に巻きつけた。
誰もいない山の中の作業小屋は俺たちの漏らす熱い息づかいでいっぱいに満たされる。
この日、俺たちは溺れるように互いの体を確かめ合った。
Happy White Day!!
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