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えぇ?!
何、それ?!
何、その扱い?!
兄貴に向かってその扱いなのォ?!

「いやいや、幻覚じゃナイって。本当のことゆってるじゃん、俺」
「相当、重症だな。そんなことだから、お前は傀儡人形と結婚する羽目になるんだ。まぁ、それもまた一つの人生だがな」

ちょっと待てぇぇえーーー!!
別に俺は傀儡人形と結婚してないじゃん!!
そんな羽目になんかなってないじゃん!!
やめてくれる?!
蜃気楼のようなお前の妄想をいかにも現実みたいな口調でしゃべんの!!
ってゆーか、葉っぱにまみれたお前に人生語られたくないんですけどォォォ!!

「そぉゆう我愛羅は何してんじゃん?」
「俺か。俺は風影の仕事だ。アカデミーの行事打合せとやらに呼び出された。今、出口を探して道に迷っているところだ」

あぁ、なるほど。
それでいろんな所をかいくぐり、葉っぱまみれに……って、どんな道を通ってきたんだ、コイツ。
アカデミーだろ。
ここアカデミーだろ。
どうやって迷うんだよ?
しかも道に迷ってんのに、なんでこんなに自信満々?!
おかしいじゃん?
それ、おかしいじゃん?!



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