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「大丈夫です!! 私、必ずカンクロウさんのようなスゴイ人形つ……」
「くぐつしィーーー!! 傀儡子だからぁーーー!!」

俺が七人の小人とか操ってハイホーハイホー♪歌いながら人形劇やってたらヤじゃん!
正直ヤじゃん!!
ちょっと見たいかもって思うかもだけど、そんな一瞬の感傷が自分の人生に拭いようのない大きな汚点を残すんだよ!
卒業アルバムとかに形として残っちゃって、35年後の同窓会でハゲづらのオヤジやでぶでぶのオバチャン同級にギャハハ笑いでバカにされちまうんじゃん!!

俺の剣幕に彼女がビクつきながら言い直す。

「ス…スゴイ傀儡子になってみせます……」

そう、そう。傀儡子。

俺は満足気に彼女にたずねた。

「そんで? 名前は?」
「名無子、名無子です」
「よろしく、名無子。今日からおれの一番弟子じゃん」

それを聞いて名無子が、

「よろしくお願いします!!」

深々と頭を下げた。
こうして、俺と名無子の愛に染まりし修行の日々が始まった。





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