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episode.17 (ページ2/9)

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洗濯物もそのままに、あのあと布団を敷いて寝ついたはいいものの、

丑みつ時に目覚めてしまったぁぁあーー。

寝る前にトイレに行かなかったせいでか、まんまと私は目覚めてしまった。
時計を見れば午前二時をまわったあたりで、世に言う幽霊の出やすい時間てやつだ。

我慢するか、我慢するか……。

こんな怖い時間にトイレなんかに行きたくなくて、私は布団の中でもぞもぞしながら目をつぶる。
が、一度もよおした生理現象がそんな簡単に消え失せてくれるわけもなく、

っつぅーか、我慢できるか、ちくしょーー!!

私はガバッと起きると、夜の廊下へ足を踏み出した。





ジャーッと流れる水音とともに、

「はぁー、スッキリ」

私はトイレの扉を清々しく開き、眼前にのびる長い廊下へと目を向けた。

さて、変なものに出くわさないようサッサと自分の部屋にもどらねば……。

後ろ手にトイレのドアを閉め、私はドキドキと廊下の床板を歩きだした。



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