Break for
episode.16 (ページ5/7)
「ちなみに……例えばフォーメーションPのPは?」
「ポジティブに青春!!」
いや、もういらないだろ。
お前らのポジティブさは限界突破してるだろ。
「じゃあ、Jは?」
「弱酸性に青春!!」
なんでいきなり弱酸性?!
どんな青春だ、どんなフォーメーションだ?!
肌に優しそうじゃないか!
そんな優しさいらないだろ!!
おそらく俺と似たようなツッコミを抱えたのであろう、隣にいるテンテンが耐え切れないといった顔で雄叫びをあげた。
「そんなんでわかるかぁぁあーー!!」
噴火するテンテンにガイ先生は人差指をチッチッと左右に振って、
「このネーミングセンスが理解できないとはまだまだだな、テンテン」
テンテンの怒りをあおぐと、さっさとリーに向き直り、
「よし、リー。ここの敵はすべて倒した。再び警護につくぞ! 今度はフォーメーションMがベースだ!!」
「了解です、ガイ先生!!」
バカ師弟はさっそうと森の中へと戻っていった。
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