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episode.09 (ページ2/3)

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「ガイ班集合だぁぁぁーー!!」

ニ班合同のミーティングを終えるや、まだ他班の残る野原のど真ん中でガイ先生は左手を腰に当て、勢いよく右手の人差し指を高々と掲げた。
その指に、

「ハイッ! ガイ先生!!」

すかさずリーが飛びついた。

いや、まさか……。
アレは、アレか……?
この指止まれか?!

ガイ班のみならまだしも、他のチームのいる前でガイ先生はいつものハイテンションさでこの指とまれを強要する。

ありえん、あの青春ボケがッ……。

乗り遅れて当然の俺とテンテンに睨みを利かせ、ガイ先生はもう一度、

「ガイ班、集合――ッ!!」

号令をかけた。

できるか、このblue spring boke!!
略してBSB……って、なんかカッコいい響きで腹立つな。



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