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episode.07 (ページ3/5)

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とはいえ、その内面の論理展開をフミさんにぶちまける勇気もなく、

「アハアハハハハハ……」

私は力ない笑いを浮かべ、この場を誤魔化しにかかった。
それをフミさんが軽く蹴り飛ばし、パキッと告げる。

「さぁ、名無子さん、次のお仕事でございますよ」





逃亡失敗という言い逃れのできない場面をまんまと見られた私は仕方なくも大人しくフミさんに連れられ、裏庭までやってきていた。
そこで、フミさんよりでっかい桶と表面にデコボコおうとつのある木の板をホイッと押し付けられる。

「お洗濯をお願いいたします」

フミさんの発言に、このババア、世迷い言はその存在だけにしろよ? とばかりに私は口を開いた。

「洗濯、ですよね? ってか、コレ何? 洗濯機は? 文明の力はどこッスかね?」

桶と板を小脇にかかえ、目の前に洗濯物の山を積み上げられた私は、速攻、洗濯機という頼もしい仲間を探し求めた。



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