Break for
episode.02 (ページ4/8)
救いを求めるようにあわててネジを見ると、ネジは察しよく既にこちらにガン見していて、
何か言ったら殺す。
の眼差しで私を射抜いていた。
ぎゃぁぁーー!!
ガン見ィィ!!
怖いんですけど!
白眼怖すぎなんですけど!!
ネジの驚異的な怖さのおかげで有り難くも心に言葉を取り戻し、私はまずはめいっぱいの突っ込みを自分自身に叩きつける。
っつぅーか!
け、け、結婚前提って何ィーー?!
ネジと私に限って一番あり得ないであろう前提に噴き出す動揺もそのまま、反論の叫びをあげようとした。
が。
私は隣から繰り出される異様な視線のビームに改めて気づく。
殺意120%準備万端な白眼の視線は相変わらず私にロックオン、体中に突き刺さり続けている。
ヤ、ヤバイ――。
ここでヘタに口を開くと殺されかねん……!!
先ほど自分を正気に引き戻したネジの怖さは、今やキレイなあだとなって意見を口に出せぬ状態を作り出す。
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