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第5話番外編 (ページ3/13)

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いやいやいやいや、だから、それはヤバイの、ヤバ過ぎるって!!

ネジの攻撃をいとわぬ意志表示と自分の脳内に湧きおこる瞬殺(される側)イメージ、ついでになんだか過去の記憶が走馬灯チックに一部流れ出したことも手伝って、私はおおいに青ざめ、慌てて障子に駆け寄った。
すかさず、スパンッとその戸を開ける。

「ハッ、ハハハ、ハ、ハイ、ただいま開けましたぁーー!! お入りくださいぃぃーー!!」

裏返る声で言いながら、深々と頭を下げ、手までサッと動かし、私は廊下に突っ立つネジを中に招き入れた。
だが、

ちょっと待て、私!!
部屋の中に入ってもらう必要はないだろーが!!

我に返ればすぐにわかることなのに、一瞬の気の迷いでいらんことをほざいてしまった。
内心、すかさず突っ込んではみるものの、とはいえ、瞬殺(される側)の恐怖から思わず自分ですすめてしまったのだ、今さらどうこうできるはずもない。
仕方なく黙り込む。
ネジはそんな私を、フンッと鼻を鳴らし、冷ややかに嘲ると、私の部屋の畳を遠慮なく踏んだ。

「お前に荷物が届いた」

え?
荷物?!

顔を上げれば、確かにネジが両手でさほど大きくはない段ボールの箱をひとつ抱え持っていた。
ネジはそれを部屋の真ん中にドサリと置く。
その様に、私は諸手をあげて喜んだ。



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