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episode.02 (ページ1/3)

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顔合わせという場に二時間強遅れてきたカカシ先輩は、これと言って悪びれたふうもなく、片膝立てて地面に腰をおろすと、

「んじゃ、まぁ自己紹介、いきますか」

桜の木の下で、緊張ぎみに正座する私たちに目を向けた。

「ハ、ハイ!!本日より暗部配属となりました木の葉上忍、コードネームをテンゾウと言います!!」
「同じく、上忍、コードネームはサザンカです!!」

私たちのキビキビした返答とは対照的に、カカシ先輩はだるさ全開、やる気なさげに口を開く。

「ハイ、よろしく。で、俺がさっき言ったとーり、今日からこの部隊のリーダー、ハタケカカシ。コードネームは、持ってない」

え?
コードネームがナイって……?

カカシ先輩の言葉に私は思わず首を傾げた。
暗部は本名ではなく、コードネームを使って動いている。
顔を面で隠したり、コードネームで正体をバレないようにするのは、危険度の高い任務を扱う暗部にはとうぜん必要なことだろう。

なのに、カカシ先輩は……。

同じことを思ったらしい、隣にいるテンゾウがカカシ先輩にたずねた。



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