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episode.13 (ページ3/3)

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「期待してるよ?」

その言葉に私はコクンとうなずく。

「期待、しててください。私、強くなります。強くなって、それで……」

私はグッと強く胸を押さえながらカカシ先輩を真っ直ぐ見つめた。

「絶対に生き続けてみせます。必ず生き続けて、カカシ先輩に悲しい思いなんかさせ……」

言葉の途中でふわりと頭をなでられた。
今まで優しい笑顔を浮かべていたカカシ先輩がその表情を潜め、ひどく真剣な瞳で私をとらえる。
大きな手の感触と絡みつく視線に自分の体がドクンドクンて脈打った。
その震えが頭に置かれた手の平から先輩にまで届いてしまうんじゃないかって怖くなる。

「カ…カカシ先輩……」

うわずる声で名を呼ぶと、カカシ先輩は頭を撫でてくれた手を優しく頬に滑らせた。

「あの頃とちっとも変らないね、お前は」
「変わらない……?」
「そ。お前のそーゆーとこは昔とちっとも変らない」

カカシ先輩は私の頬から手を離し、

「ほんとサザンカってコードネームはお前にピッタリだ」

フッと目を細め、眩しそうに笑った。





to be continued.
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