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episode.06 (ページ5/5)

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私の、顔を真っ赤にして千本を狙う姿に、カカシ先輩はとっても楽しそうな顔をして、

「罰ゲームは何にするかな?」

なんて、追い打ちをかけてくる。

「罰ゲームって…先輩!! ちょっと、もうッ!!」

先輩に次々千本を投げられて、それを私はクナイで必死に落としながら、嘆くように叫び声をあげる。
でも、本当は、嬉しくて嬉しくてたまらなかったんだ。
先輩が、いなくなった私に気づいてくれたことも、こうして修業に付き合ってくれることも、私には自分でも驚くほど嬉しくて、体中がちょっとした小爆発でも起こしたみたいにドキドキする。
先輩と一緒にいることで、こんなにも満たされてしまう自分は、もうどうしようもないほど確かな感情を手にしてて、本当は少しずつ分かっていたその自分の気持ちを、私は今、初めて認めた。

私、やっぱり、カカシ先輩に惹かれてる―――。

顔合わせのとき感じたカカシ先輩の、私の気持ちを吸い込むような引力は、全然気のせいなんかじゃなくって、私はきっとあの時からどこかであなたに惹かれていたんだ。





to be continued.
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