With
episode.06 (ページ4/5)
先輩の急な提案に、私の胸が激しく脈打ち、そのドキドキで目の前が揺れそうな感じになる。
動揺極まりない私の前で、カカシ先輩が、
「ほら、早く始めるぞー」
なんて、気楽に声をあげ、
「まずは俺が投げた千本にクナイを当てる練習。いくよ?」
アワアワと慌てる私のことなどお構いなしに、先輩はひゅっと千本を投げ始める。
そして、すぐさま、
「あ、そうだ」
と、何かを思いついたように、カカシ先輩は一言付け足した。
「千本に当てそびれたら、サザンカ、罰ゲームね」
「え? えぇっ?! ちょ…カカシ先輩?!」
「ハイ、ハイ、ちゃんと千本見てないとはずすよー?」
「カカシ先輩ッ!!」
(ページ4/5)-27-
←|→ backselect page/164