With
episode.06 (ページ3/5)
カカシ先輩の言ってる意味がよくわからなくて首をかしげると、
「サザンカってコードネームは誰がつけたの?」
「火影様、ですけど……」
「そう。うまい名前つけたもんだ」
「はぁ……」
ますます言ってることが理解できなくて、私の顔はハテナでいっぱいになっていく。
そんな私の頭を、カカシ先輩はポンポンと叩いて、突然、
「じゃ、俺も付き合うとしますか、お前の修業に。でも、ちょっとだけ、な? 明日に響くと大変だから」
そう言って、私にふわりと笑いかけた。
え…?
えぇ?!
俺も一緒に修業に付き合うって?
先輩の急な提案に、私の胸が激しく脈打ち、そのドキドキで目の前が揺れそうな感じになる。
動揺極まりない私の前で、カカシ先輩が、
「ほら、早く始めるぞー」
なんて、気楽に声をあげ、
「まずは俺が投げた千本にクナイを当てる練習。いくよ?」
アワアワと慌てる私のことなどお構いなしに、先輩はひゅっと千本を投げ始める。
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