HALF.
episode.02 (ページ1/5)
信じらんねぇーー!
なんだ、それ?!
健康ランドを飛び出した俺は、街の大通りを脇目も振らず走り抜けた。
行先は一か所しかねぇ。
綱手のところだ。
火影室の前に辿りついた俺は、ノックも礼儀もすっ飛ばし、ガンッとドアを開けて怒鳴りこんだ。
「五代目ェ!!」
綱手が机の向こうで目をあげた。
「ん? シカマルか。お、そうだ、ちょうどイイ。お前に話が……」
「名無し名無子のことッスかね?!」
ズカズカッと机のそばに近寄って言い迫る。
「ほぉー、耳が早いな。」
なかなかの感心顔で言う綱手に、
そんなこと褒められても嬉しくもなんともねぇんだよ!!
心の中で突っ込みながら、俺は鼻息荒く言葉を続けた。
(ページ1/5)-5-
←|→ backselect page/181