HALF.
episode.06 (ページ3/3)
―――敵か!
どこだ?!
俺の中で臨戦モードのスイッチが入る。
「避けて、シカマルッ!!」
間髪いれず、イノの声。
その声を聞くまでもなく、俺は続けて飛んできた手裏剣の攻撃を軽くクナイで弾いた。
樹上から、すかさず辺りに視線を配る。
なるほど。
あの辺りか。
斜め下方の茂みに周りと違った殺気が揺らめいていた。
木に刺さっている手裏剣の角度からしても、まず敵のいる位置はそこで間違いねぇ。
俺は二人に指示を出す。
「下に降りるぞ。敵さんのお出ましだ」
俺らは名無しを欠いたまま、敵の忍と対面することになった。
to be continued.
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