HALF.
episode.06 (ページ3/3)

 bookmark?


―――敵か!
どこだ?!

俺の中で臨戦モードのスイッチが入る。

「避けて、シカマルッ!!」

間髪いれず、イノの声。
その声を聞くまでもなく、俺は続けて飛んできた手裏剣の攻撃を軽くクナイで弾いた。
樹上から、すかさず辺りに視線を配る。

なるほど。
あの辺りか。

斜め下方の茂みに周りと違った殺気が揺らめいていた。
木に刺さっている手裏剣の角度からしても、まず敵のいる位置はそこで間違いねぇ。
俺は二人に指示を出す。

「下に降りるぞ。敵さんのお出ましだ」

俺らは名無しを欠いたまま、敵の忍と対面することになった。





to be continued.
(ページ3/3)
-27-
|
 back
select page/181

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -