HALF.
episode.24 (ページ3/5)

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「秘密と言ってるだろーが。もうコレ以上は教えられんぞ? 活動内容とかは口が裂けても言え……」
「っつーか、要は落語研究会だろ?」

オヤジの手をはずし、俺が胡散臭そうな表情で告げると、オヤジは怯臆に目を見開いた。

「おまッ……!! なんで知ってるんだ?! まさかシカマル、俺たちの研究会について調べてるんじゃないだろうな?!」

いや、だって、自分で落研て言ったじゃねぇーか。
落研っつったら落語研究会の略だろーが……。
めんどくせぇーな、ほんとに。

俺は首筋に手をあてがい、なだめすかすような口調で言う。

「別に調べてねぇーから。じゃあそのメンバーつながりってことで名無しを知ってたんだな?」

それ以上深入りしない俺を見て安心したのか、オヤジは頷いた。

「あぁ、そういうことだ。結構、仲いいぞ? 娘みたいなもんだしな、いろいろあの子の苦労も見てきたのさ」

え……苦労?

オヤジの言葉に俺の意識が一点に凝縮していった。



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