HALF.
episode.02 (ページ5/5)
「どうやらお前、名無しと面識はあるようだな。だが、まぁ、たいしてアイツのことを知らないのだろ?」
そう言われてしまえば身も蓋もない。
さっき初めて会ったばっかなんだからな。
俺はしぶしぶ頷いた。
けど、人間、初対面の印象は重要だろーが。
アイツの場合、それが最悪なんスよ!!
心の中で必死に反駁する俺に綱手がまじめな顔を見せた。
「医療忍者としての腕は私が保証しよう。今後、名無しをお前の直属とする」
「いや、だから、それはッ……」
「これは私の命令だ! それとも何か? 私に楯突くとでもいうのか、シカマル?」
綱手の不機嫌な睨みを喰らって、
こ……こえぇーー。
逆らったら殺される……。
俺に言える言葉はただ一つ。
「異存ございません……」
俺はスゴスゴと退散した。
退出間際、どさくさにまぎれ、任務を渡される。
里の周辺警備だそうーだ。
メンバーは、チョウジ、イノ、そして、名無し―――。
to be continued.
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