take me out
Boy's side-09 (ぺージ1/2)

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しばらく任務に忙しかった。
俺も。
アイツも。
二人とも。
特に名無しのほうはどうやらカカシの下で行動していて大変らしい。
そんな情報を耳にした。
一緒に空見上げてる暇なんかお互いになかった。





今日も俺は朝から任務が待っている。

今日の任務は……っと。

ドタバタと準備しながら、任務内容と集合時間を再度確認するため、それらが記入された紙を机の上から勢いよく取る。

ピッ――!

…ッてぇ!!
油断した。
紙で指を切っちまった。

俺は机の引き出しをいくつか適当に開けて、目に付いた絆創膏を取り出した。

朝からヤな感じだぜ。

手を切ってしまった紙に目を戻す。
記載された時間に、

あ、やべ!
間に合わねぇッ!!

絆創膏を貼る暇もなく、それをズボンに押し込んで、俺は急いで部屋を出た。





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