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Boy's side-04 (ぺージ1/3)

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「任務はどうだった、シカマル?」

火影室に入ると、さっそく綱手が聞いてきた。
任務後、その報告のため火影室に足を運んだ俺は

「あー、任務完了っす」

めんどくさそーに答える。
短すぎる俺の返事に綱手は不満げな声で

「そうじゃなくて。名無しだよ、名無し。どうだい、あの子?」
「あー、優秀っぽいッスよ?」

俺が投げやりに返すと、それでも綱手は満足そうに

「やっぱりな」

と頷く。

「あの子、暗部に向いてると思わないか? まぁ、これからの成長次第だが。カカシにでもつけてみるかな」

暗部ね……。
向いてっかもな。

「いいんじゃないッスか。かわいげねぇーし、向いてますよ。んじゃ、俺はこれで」

そう言い捨てると、俺はサッサと部屋を出ていった。





あ〜ぁ、めんどくせえ奴の世話任せやがって……全く疲れたぜ。

綱手に報告を終えた俺は怠さ全開で火影邸を後にした。
目を上げれば真っ青な空が俺の視界いっぱいに広がって。

あー、すげぇーいい天気。
ちっと空でも眺めて帰っかな。

俺はそのまま丘の上の野っ原へ移動した。





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