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Girl's side-31 (ぺージ4/4)

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私はふと思いつくと、シカマルさんの顔をじーっと見つめた。
そして、クマちゃんへと目をやり、またシカマルさんに視線を戻して、

やっぱり!

確信する。

「このぬいぐるみの顔、シカマルさんみたい」

そう、似てる。
この目つきの悪いところとか。

「はぁ? 俺、そんなにマヌケな面かよ?」

不服そうなシカマルさんに、私は自信満々に、

で、指でこーやると……。

「ほらッ」

と言って、シカマルさんがよくやるみたいにクマの眉間にしわを作ってみせた。

似てるー!!

ひとりで内心、大ウケしてると、

「もう一回」

シカマルさんがボソッと呟いた。

「え?」
「だから、もう一回! お前のその顔」

私のその顔?

話が見えず戸惑う私にシカマルさんがまた呟く。

「もう一回、今の顔」
「今の顔って…どんな?」

私は本気で首を傾げた。
思い出そうにも自分がどういう顔をしてたかなんてわかりかねて、私はシカマルさんを見つめた。
シカマルさんはちょっとガッカリぎみの顔をして窓枠の上へと目を泳がせると、すぐに、

「悪ィ。なんでもねぇー。気にすんな」

そう言って、ひとり納得したように微笑んだ。





to be continued.
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