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Girl's side-26 (ぺージ4/4)

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死体であるべきはずの忍が私の隣でニヤケ顔をさらして、

「お譲ちゃん、お久しぶり」

と挨拶した。
そこでようやく気付く。

幻術ッ……!!

「さすがに写輪眼には通じなかったけど、まぁ、いーや。それ、プレゼントね、お譲ちゃん」

プレゼント?!

私は指さされた死体を見てその意味を知る。
死体なんてどこにもなく、起爆札が貼りめぐらされた丸太を私は抱きかかえていた。
慌てて丸太を離して飛びさがろうとした自分にハッとする。

ちょっと待って!
落ち着け、私……!!
コレは幻術だから……。

「解ッ!!」

私は意識を集中して叫んだ。
今まで見ていた景色から敵の忍や丸太が消え失せ、代わりに遠くの方で二人の忍と戦うカカシ先生の姿が見えた。

カ…カカシ先生!!

すぐさまそちらへ向かおうと走り出した私の足に、

クイッ…。

何かが引っ掛かった。

え?

よく見れば私のまわりには何本もの細い糸が張りめぐらされ、その先はすべて木の幹に打ち付けられた起爆札へとつながっている。

――トラップ!!

私は力いっぱい地面を蹴った。
次の瞬間、

ドゴオォォォオン!!

身を切るような暑さの熱風に、私の体は吹っ飛ばされた。





to be continued.
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