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Girl's side-25 (ぺージ3/3)

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「よーし、わかった。明日、任務が終わったら、めんどくせぇーけど俺がよく行くとこ連れてってやるよ。そのかわり、さっさと任務終わらせてこいよ?」
「うん」

もちろん。

「絶対ェ遅くなんなよ?」
「うん」

当然。

「約束だぞ?」
「うん」

絶対。

私は嬉しくて嬉しくて、高鳴る心音に負けないように返事をしていた。
二人でしっかり約束を交わした後、

「じゃぁ、また明日な」

そう言って片手をあげたシカマルさんに、私は星の粒が詰まった袋をはずむ気持ちと共に振ってみせた。





パジャマ姿に着替えた私は歯磨きも終え、あとはベッドに入って就寝するのみといった感じだ。
電気を消し、布団にはいろうとして、私はフッと壁に掛けてある黒いつなぎに目を向けた。
暗がりの中、いつも着ているつなぎに近寄り、私はその右胸のポケットに入っているモノを取り出した。
私が以前手縫いした虹の刺繍入りの巾着袋が、ポケットの内側からゆっくりと顔を出す。
中身が入ってズッシリと重みの増したその巾着を持って、私は布団にもぐった。
枕の下にそれを入れ、枕元のウサギのぬいぐるみを抱きしめる。

『じゃぁ、また明日な』

耳に残るシカマルさんの声に包まれて、私は眠りに沈みこむ。
待ち遠しい明日に向かって、まるで夜を駆け抜けるように、私は眠りの国を走り過ぎていく。





to be continued.
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