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Girl's side-22 (ぺージ2/3)

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カカシ先生は、この娘はなんてこと言うんだって顔をすると、

「言えない」
「だったら私も言えません」
「この本の中身はヒミツ! この間も言ったでしょ? 名無子が……」
「もっと大きくなったら、でしたっけ?」
「そぉそぉ」

カカシ先生はここぞとばかりに師匠顔でうなずいた。
そして、ズイッと私の顔を覗き込む。

「で?」

教えろと圧力をかけてくる。
その圧力を冷たく押しのけて、

「私もヒミツなんで」

あ、里の門が見えてきたーと、私は話を打ち切らせた。





まぁったく、もぉーー。

里の門をくぐっても、さらに追求しようとするカカシ先生をムリヤリ任務報告に向かわせ、私は一人帰路についた。

いいことって……。
そんなのカカシ先生に言えないよ。

空からふりそそぐ太陽の光のように明るい光が私の心に差し込んで、その中にシカマルさんとのことを思い浮かべながら、私は家に向かって歩き続けた。





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