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Girl's side-14 (ぺージ2/3)

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――え?

火影様の言葉に心臓が止まる。

奈良さん?
うそだ。
きっと何かの間違い……。
聞き間違いだ。
だって奈良さんがそんな任務を了解するわけがない。
私を含むようなそんな任務を……。

石化する頭で、動揺する心で、一生懸命ことばを口にした。

「あの……私の知らない人ばかりですね?」

あぁ、そうだな、と綱手様が納得する。

「確かにナルトとキバが初めてだな。でも、まぁ、シカマルは知ってるから心配ないだろ?」

……シカマルって、やっぱり聞こえた。
間違いない。
この任務、奈良さんもいるんだ――。

私の胸中などおかまいなく、火影様は話を続けた。

「ナルトとキバはシカマルと同期で、お互いよくわかっているから大丈夫だ。安心しろ。あとは……」
「あの」

胸に石が詰まったような感覚に襲われながら、私は綱手様の話を遮った。

ダメだ、ちゃんと断らなきゃ。
奈良さんと一緒に任務だなんて、そんなのできない――。
私がどんなに会いたくたって、私はもうあの人に嫌われているんだから……。

「ん? なんだ?」
「私、あの……。その任務、お断りしても問題ありませんか?」

火影様が少し首を傾げた。

「行きたくないのか? んー、まぁ、無理にとは言わないが……。」

よかった……断れそう。

内心ホッとしていた私に、火影様の言葉が突き刺さった。



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