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Girl's side-13 (ぺージ2/2)

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「はい、ごくろーさま」

木の葉の大門前で、カカシ先生が今日の任務の終了を告げた。

「お疲れさまでした」

無感情に私は言葉を返すと、ついでに踵も返した。
その後ろ姿に、

「今日はまっすぐ帰んなさいよ?」

カカシ先生の優しくて、指導者然とした強い一言が届く。

「わかってます」

私は冷めた声で頷いた。
しばらく黙って私を見送っていたカカシ先生の気配が、瞬身の術を使ったのか、突然、背後から消えた。

……。

私は家に向かっていたその足を、違う方向へと向けた。





やわらかな日差しの中で、私は墓石の前に座り込んでいた。
いろんな人の名前と共に、父上と兄者の名前が刻まれている殉職者の墓碑。
私は手を合わすこともなく、ただボウ然と石碑を見つめた。

父上、兄者……。

会いたくて、会いたくて、そばにいてほしい。
以前はそれが父上や兄者だったのに。
今は他に会いたい人がいる。
あの人に会えないことがなんでこんなにつらいんだろう。

父上、兄者、どうしたらいいのかな……。
私はあの人に嫌われてしまったよ。
私、どうしたらいいのかな、ねぇ、父上、兄者……。





to be continued.
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