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Girl's side-04 (ぺージ4/4)

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里のはずれの丘のてっぺんで、私はペタリと座り込み、光の粒子であふれる星空を見上げていた。

みんな母上のところに行ってしまった。
父上も、兄者も。
私を置いて。
私一人ここに取り残されて置いてきぼりだなんてヒドイよ。

普段は抑えられているはずなのに、

私も一緒に連れて行って欲しい。

思わず心の声が体中を支配して、行き場のない気持ちの代わりに涙がこぼれでた。

私を守ってくれる人が誰もいなくなったこの世界で、こんなまっくらな世界で、私はどうやって生きていけばいいんだろう?

流れる涙をそのままに、私はひたすら空を凝視した。
私の体だけ重力にとらわれ地上に残されて、その周りを星たちがすり抜けるように空へ空へと昇っていく。
そんな孤独感に襲われて、私は胸が締め付けられた。

父上……兄者……母上……。

そんな私の耳に、

ポキッ……。

突然、小枝の折れる音が届いて、警戒心を欠いた私の頭に響き渡った。

何っ――?!

予期せぬその音に一気に現実に引き戻される。
私はあわてて立ち上がると微かに感じる人の気配から反射的に逃げ出した。
逆へ逆へと駆けて丘の下めがけて思い切り地面を蹴る。
下降していく私の背中に何か声がかけられた気がした。

聞いたことのあるような……?

私のつなぎのポケットで出し忘れられたままの手裏剣がチャリンッと小さく音を立てた。





to be continued.
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