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Boy's side-15 (ぺージ3/4)

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「ナルト、キバ。コイツは名無し名無子。まだ下忍だ。いろいろ教えてやってくれ」

そこまで一気に話しきる。

よしッ、俺、OK!
大丈夫だ、イケる!!
動揺ゼロ!
この調子だぜッ!!

内心、大喜びの俺をよそに、ナルトがまた騒ぎ出した。

「俺、ナルト! 名無子、よろしくだってばよー!」
「俺はキバ! こいつは赤丸って言うんだ!」
「ワンッ」
「赤丸もよろしくって言ってるぜ、名無子」
「よろしくお願いします」
「おぉー! みんなで仲良くやるってばよー!」

っつぅーか、うるせぇー、コイツら……。
それにだ。
名無子名無子名無子名無子って、馴れ馴れしいんだよ、お前ら。
初対面のくせして。
名字で呼びやがれ。

仲良く盛り上がっちまってる二人と一匹に向かって、俺は怒鳴りつけた。

「おらぁ、黙れ、お前ら!! 任務について聞け!!」
「任務のことならわかってるってばよぉ」
「火影様から預かった文書を我愛羅に届けりゃいいんだろ?」
「ま、そりゃ、そーだけどよ」

俺はふところから巻物を取りだして、ナルトに投げた。



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