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Boy's side-15 (ぺージ2/4)

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気を許すと後戻りしそうな足に力を入れ、集合場所へと俺は向かう。
足の歩みはのろくとも、頭ン中は全速力で稼働中だ。

どんな顔して会えばいいんだよ、俺?
っつぅーか、何話すかも問題だろ。
……まずは、あいさつ?
そうだよな、おはようあたりでいくか。
いや、違ぇーよ、しっくりこねぇ……。
そういえば、アイツは……名無しはどんな顔して俺に会うんだろうな。

とりとめもなく湧いては消える煩悩にさいなまれる。

めんどくせぇー、ちっともまとまんねぇッ!

目的地は着実に近づいていて、とうとう俺は今日の仲間達の姿が判別できる距離まで来てしまった。

ナルトに、キバに……名無し。

心臓がバクンッと鳴る。

でも、良かったぜ、みんな揃ってる。

名無しと二人きりになる危険を避けられて、少し気を取り戻す。
ナルトが俺に気が付いた。

「シカマルー、遅いってばよぉー!!」
「おォお、悪ィ悪ィ。待たせたか?」

若干裏がえる声を誤魔化したものの、まぁ、俺らしいセリフが言えた。

「待たせたかじゃないってばよぉー。おれなんか朝飯抜いてまで時間厳守……」

うるせぇな、わかった、わかった。
好きにホザいてろ。
今日の俺はお前につきあってられるほど余裕がねぇんだよっ。

俺はナルトの話は全く無視して、強引に話を進めた。



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