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Boy's side-13 (ぺージ2/2)

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「もちろんだ。ただ人手が不足していてな……今、動けるのがナルトとキバ、この二人だけなんだよ」

ナルトにキバ……。
俺を加えて三人か。
もう一人くらい欲しいところだが、まぁ、あの二人となら大丈夫か。

「いけそうか?」

綱手がそう言ったとき、火影室の扉が叩かれた。

「失礼します」

声と共に、見慣れた上忍が入ってきた。

カカシ……。

俺の中で、くすぶる思いがチラッと燃える。

「火影様、任務完了です」

カカシが報告書をさしだした。

「あぁ、ご苦労だったな」

それを受け取り、カカシの背中を見送っていた綱手が、ふと俺に視線を寄こした。

「と、いうことは……。シカマル、名無しも連れて行くか?」

その一言に、カカシがチラッと俺を見て部屋から出ていった。

「……」

久々に聞いたアイツの名前に、容赦なくアイツの姿が頭に浮かぶ。
それがこの部屋の空気を薄くさせた気がして、一瞬、自分の呼吸が苦しくなった。

名無し――。
お前は今日も一人であんな顔して、空を眺めているのか?





to be continued.

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